2018夏 台湾旅行記 淡水編
こんにちは。
お盆休みをいただき、台湾に行ってきました。
今回のブログの記事は、旅やら音楽やら、あっちへ行ったりこっちへ行ったり寄り道が多く長くなってますので、適当に読み飛ばしてくださいませ。
何度行ってもまた行きたくなってしまう台湾。
せっかくなら他の国に行ったら?という気持ちもすごく良くわかるのですが、検討しても結局台湾になってしまう…。
何を求めて行くのかというと、
1.安くて美味しいごはん
2.人々のおおらかさ
3.比較的安価なホテルと交通網 です。
国内旅行ですと、新幹線やホテル代で簡単に5-6万、
5泊6日などの長めの旅にするとかなりの金額になってしまいますが、台湾はハイシーズンでも一万円未満のホテルがわんさかあります。
(もっと安価なドミトリーもたくさんありますが、のんびりしにいくという目的なので、必要最低限の快適さは確保したい)
食べ物も数百円で激ウマなものばかり。タクシーも地下鉄も日本と比べるとかなり安い。
これを考えると、フライト代が多少かかってもやめられないのです。
・・・
今回は、一番の観光地、中心部の台北はほどほどにし、北西部の海岸沿いの街、淡水でのんびりしてきました。MRT淡水線の終点駅です。
淡水駅のinformationでいただいた街の地図です。
日本で売っているガイドブックには淡水の詳細があまり載っていないので、貴重な情報源です。
駅を降りてすぐ、食べ物屋さんが連なっていて食べ歩きが楽しいです。
イカ焼き、フライドチキン、アイスのお店が多かったかな。
食べ歩きの途中、適当に買った(すみません)お菓子がまさかの激ウマでビックリしました。
あとでネットで調べたら、これを台湾旅の楽しみの一つにされてる方もいるくらいとか。
ふんわりかるーいカステラ。パクパクいくらでもいける。
日本のカステラとも蒸しパンとも違う。しっとりしてるけど重くない不思議食感。嫌いな人はいないのではないでしょうか。
ちなみにこんなビジュアルのお店でした。
知らなかったら素通りしそうな外観…
どうやら、ここ淡水のこのお店が有名のようですが他の街にもあるらしいです。
(余談ですが、お店によって入れ物の箱や手提げ袋が有料のようです。)
私は甘いものがそんなに好きではないのですが、これは本当におススメです。
そして、淡水駅から徒歩10分くらいのところに位置するスタバでのんびり読書。
スタバは淡水に2店舗あり、駅のすぐそばと、少し離れた場所にあります。
離れた方は海岸沿いにあり、夕日がよく見える好立地なので、夕方近くなると店内は空席がないくらい混みます。
13時くらいに入ったら、ガラガラでした。
夏は暑いので、夕暮れ時までゆったり店内で過ごすのもよいかもしれません。
ここのところ、バカンスでは「何もしない」を目標にしておりまして、いかに日常を忘れるかというところに重きを置いております。リセットと言いましょうか。笑
初めて訪れる街では、好奇心が勝ってしまうのでそうもいかないのですが。
暑くて短時間しか居られなかったのですが、テラス席も素敵です。
夕方になるとこんな感じです。
ただぼーっと夕日を見る…
最近のんびりと景色を眺めたことがありますか?簡単にできそうで、なかなか得られない機会。
目まぐるしく過ぎていく毎日の中で一度立ち止まってみると、自分の中でのプライオリティがはっきりしてくる気がします。
さて、外に出て夜風に当たりながら少し散歩もいいですね。といっても湿度が高いので、爽やかにとまではいきませんでした。
水分補給を忘れずに。
スタバからさらに奥へと進んでいくと、リゾートっぽいちょっといいお店も並んでいます。
写真を撮り忘れましが、ちょっとヨーロッパのバカンスをイメージしたような佇まいでした。
スタバよりもゴージャスに過ごしたい方にオススメです。
私は立派なディナーよりもローカルの丼や餃子が性に合っているので入ったことがありません😓
路地に入っていくと、城や教会も。
ちなみに、ガイドブックで一番の観光エリアとして紹介されているのが淡水駅からのびている「淡水老街」という、お店が立ち並ぶ賑やかな大通りなのですが、そこから細い道を登っていくと、ローカルの市場がぎゅうぎゅうに広がっています。
日本人には見慣れない部位の食材とか、野菜とか、はたまた衣類、生活用品まで。
全く観光地のにおいがせず、地元の方々が淡々と買い物をされてます。正直足もとも悪かったです…
そのアウェイ感に圧倒され、シャッターを押せなかったのが悔やまれますが、ガイドブックに載っていないまさに淡水の日常の一場面でした。
気分はまさに深夜特急の大沢たかお演じる沢木耕太郎。アジア独特の熱気と蒸し暑さ、慣れない文化に、まだまだ日本以外の国では暮らせないなぁと思い知らされました😓
さて、話題はかわり、前回ご紹介した旅のお供の書籍たち。
読みやすくてちょうど良かったです。
やさしい語り口と独特の視点が興味深く、サクサク読み進められます。
ここからはネタバレが入りますので、適宜読み飛ばしてくださいませ。
にわかロックファンとして特に印象的だったのが、1969年のヒッピーブーム真っ只中にニューヨーク州の農場で開催された世界初の大規模な野外コンサート(いまでいうサマーミュージックフェスですね)、ウッドストック・フェスティバルの話です。来場者数は40万人!なんて言われてます。
たまたま、DVDかなにかで、ウッドストックのライブや観客の様子を観たことがありました。
ラストを飾ったのがギターの神と言われるジミ・ヘンドリックスで、伝説のライブなんて現在まで語り継がれておりまして、それはもうボルテージマックスみたいな大盛り上がりな様子だった(ように見えた)のですが、こちらの本によると、実際には予定の遅延などにより、観客がほとんど帰ってしまっていて、40万人中2万人くらいしか残っていなかったそうで、なかなかのしょんぼり状態だったというのです。
それでも、そんなことはおかまいなし、彼は全力で演奏し(一部ではベトナム戦争の爆撃の音を表現しているのではと言われています)、ギターを激しくかき鳴らし、なんだか天に昇ってしまいそうな音楽を奏で、(実際、ドラッグが蔓延していたと言われるので、どこかへ行ってしまった人もいるのでは…笑)画面から、にわかファンの私にさえ、衝撃を与えました。
現場で生で聴いた観客たちは何百倍もエモーショナルだったことが容易に想像できます。
なんか単純な考えですけれど、どんな環境でも信念があれば関係ないのである!と有り難いメッセージを受け取りました。
さて、脱線しまくりましたが、淡水の後は台北で食い倒れ!また次回に👋